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ボルヘス迷宮忌のご案内

現在開催中の《星野美智子版画展「砂の本」特集1980~2013》会期中の6月14日は、ボルヘスの命日の迷宮忌にあたります。会場ではボルヘスを偲ぶ特別プログラムをご用意しておりますので、ご案内いたします。予約なしでご参加いただけますので、どうぞ直接会場へお越しください。(入場無料)

*ボルヘス迷宮忌の集い|6月14日[金] 18:00〜20:00
(会場:ギャラリー・ウーゴズ南青山)

プログラム[出演者敬称略]
・「砂の本」朗読 長浜奈津子(俳優座女優)
・バンドネオン演奏:田辺義博
・ギャラリー・トーク:土岐恒二・野谷文昭・内田兆史・星野美智子

[出演者プロフィール]
●土岐恒二(とき・こうじ)
英文学者、東京都立大学名誉教授。 ウィリアム・ブレイクやエズラ・パウンドなどイギリスの詩を専門にするかたわら、コンラッド、クッツェーなど数々の英語文学を翻訳。また、ボルヘスやコルタサルをはじめとしたラテンアメリカ文学の翻訳でも知られる。
ボルヘスの翻訳に『不死の人』(白水社)、『永遠の歴史』(筑摩書房)などがある。

●野谷文昭(のや・ふみあき)
東京外国語大学外国語学研究科ロマンス系言語学専攻修士課程修了。著書に『ラテンにキスせよ』(自由国民社)、『マジカル・ラテン・ミステリー・ツアー』(五柳書院)など。主要訳書にガルシア=マルケス『予告された殺人の記録』(新潮文庫)、バルガス=リョサ『フリアとシナリオライター』(国書刊行会)、コルタサル『愛しのグレンダ』(岩波書店)、ボルヘス『七つの夜』(岩波文庫)、ボラーニョ『2666』ほか多数。ボルヘス会会長

●内田兆史(うちだ・あきふみ)
アルゼンチンを中心に現代ラテンアメリカ文学を研究。共訳書にホルヘ・ルイス・ボルヘス『序文つき序文集』など。明治大学専任講師。
ストライプハウスギャラリー「ボルヘスの庭vol.1、2 」に参加。スペイン語によるボルヘス詩の朗読と、自身で翻訳を手掛けた詩を日本語で朗読し、音楽とのコラボレーションをする。1968年小田原生まれ。

●田辺義博(たなべ・よしひろ) バンドネオン奏者、作曲家、編曲家。
アストル・ピアソラとオスバルド・プグリエーセの音楽を知り、タンゴとバンドネオンに傾倒。
1989~90年、アルゼンチンの首都ブエノス・アイレスに滞在、アルトゥーロ・ペノンに師事。
1990~91年ダニエル・ビネリに師事しバンドネオンの基礎を学ぶ。
プグリエーセ自身の好意により同楽団の練習への参加を許され、約9ヵ月間多くを学ぶ。
タンゴ・バンド「エスタモス・アキ(我々はここに居る)」を主宰、ライブ活動する。

●長浜奈津子(ながはま・なつこ)
桐朋学園短期大学部芸術科演劇専攻卒業。劇団俳優座所女優。また、歌手としてアルゼンチンタンゴを歌い、ライブではタンゴ詩を朗読する。
朗読芝居や音楽と詩のライブへも多く出演。ボルヘスの詩と音楽のコラボレーションは、2004年の下北沢レディージェーン初演以来、同ライブハウスで演奏を重ねる他、ボルヘス会主催ボルヘス没後20周年記念「迷宮礼讃」アルゼンチン文化の夕べ、金沢芸術村「ブエノスアイレス迷宮」、「ボルヘスの庭vol.1、2」等。
by hugosalchemy | 2013-06-13 14:39 | 星野美智子版画展